偶然のランチデートが釣り上げた、飯テロならぬ「飯トモ」神ドラマ
ある種の名作ドラマは、アルゴリズムの網をすり抜けた秘宝のように、特に期待していない時に最高の驚きをくれる。『ザ・レジデンス』はまさにそれだ。ある日、妹とのランチでNetflixのリストをスクロールしていると、ふとこのタイトルが目に入った。「ホワイトハウスで殺人事件?」という設定だけで、無数の部屋と無数の容疑者がいることが想像でき、私のようなオタクの好奇心をそそるには十分だった。

本来はBGM代わりのつもりだったが、第1話の半分も行かないうちに、私と妹は示し合わせたように箸を置いた。食事が不味かったからではない、ストーリーが「おかず」になりすぎて食事どころではなくなったからだ! このドラマはテンポが軽快で、セリフはユーモアに溢れ、姿勢を正して極度に脳を使うような重厚なサスペンス大作とは全く違う。それはまるで精巧な前菜のようで、一口また一口と進み、気づけば二食分の弁当と共に全8話を完食してしまっていた。
半分の笑いどころ:ホワイトハウスが巨大な密室になった時、役者全員が「演技の化け物」になる
このドラマで最も驚いたのは、「大真面目にふざける」ブラックユーモアだ。半分の私は、パリッとしたスーツを着た政府高官やシークレットサービスたちが、殺人現場で事件解決よりも「晩餐会のメニューがメディアにどう書かれるか」を悩んでいる姿を見て笑っていた。この功績の半分は鬼才脚本家に、もう半分は間違いなく役者たちにある。彼らは「死んでも笑わせに来てるとは認めない」というポーカーフェイスで、最も荒唐無稽なセリフを吐く。そのギャップ萌えは、まさに教科書レベルの演技の実演だ。
すべてのキャラクターに「演技の化け物」の魂が注入されているかのようだ。カメオ出演したオーストラリアの歌姫カイリー・ミノーグでさえ、たまらなく可愛い。彼女が登場するたびに、私の脳内では自動的に「Padam, padam」の洗脳メロディが流れ出す。このドラマは、一見ハードな政治スリラーという題材を、機知と風刺に満ちた大規模なトークショーに変えることに成功している。

もう半分の本格:一羽の鳥が、いかにして政治的殺人の真相を見抜くのか?
だが単なるコメディだと思ってはいけない。もう半分の私は、その「本格ミステリー」としての骨太なストーリーに完全に没入していた。教科書レベルの密室殺人構造に、極めて魅力的な主人公。これは完全に品質保証付きだ。
主人公のコーデリアは、風変わりだが愛すべき「バードウォッチング探偵」だ。ウゾ・アドゥバ(Uzo Aduba)の演技は、このキャラクターに魂を吹き込んでいる。彼女は伝統的な神経質タイプや高慢な天才探偵ではない。風変わりで好奇心旺盛だが、その瞳には世の中を見通すような優しさが宿っている。彼女を見ていると、本当に鳥の習性から複雑な政治的殺人の真相を見抜けると信じさせてくれる。このキャラクター造形はあまりに成功しており、Netflixに彼女の単独スピンオフを作ってほしいと願うほどだ。

これ僕も見たよ。演技、脚本、笑い、すべてが水準以上(オンライン)で、本当におすすめだ。
一気見しても体に障らない、精巧な小品
まとめよう。『ザ・レジデンス』は間違いなく今年Netflixで発掘した秘宝級の小品だ。ブラックユーモアと本格ミステリーを完璧に融合させ、半分は笑わせ、半分は脳をフル回転させてくれる。
全8話という長さも丁度いい。長くて退屈な大河ドラマのように、追うのにプレッシャーを感じることもない。それはまるで精巧なアフタヌーンティーのお菓子のようで、美味しくて、くどくなく、食べ終わると気分が良くなる。もし気軽に楽しめて、かつ推理魂も満たしてくれるドラマを探しているなら、疑う余地はない。クリックして再生するだけだ。

人生も8話完結のドラマならどんなにいいか。展開はスピーディーで、結末は明確、打ち切りエンドもない。今みたいに、800話もある昼ドラ(郷土劇)の中で、毎日似たような芝居を繰り返し、脚本家がいつ退場させて(殺して)くれるのかも分からない世界とは大違いだ。
『ザ・レジデンス』作品情報
ジャンル: ミステリー、ブラックコメディ、政治
原作: ケイト・アンダーセン・ブラウワー『ザ・レジデンス ワシントン・ホワイトハウスの知られざる生活』
制作総指揮: ポール・ウィリアム・デイヴィス
主演: ウゾ・アドゥバ、ジャンカルロ・エスポジート、ランドール・パーク、スーザン・ケレチ・ワトソン、カイリー・ミノーグ
話数: 全8話(最終話を除き、各話約50分)