私、大福の背教者(アンチ)
結論から言おう。私、Aduは、大福を食べない。
私の脳内において、大福とは非常に微妙な存在だ。歯にくっつく餅の皮、胸焼けするほど甘いあずき餡、たまに入っている「何がしたいのか不明」なフルーツ。友人が一つ手渡してくれるたびに、私は礼儀正しく受け取りながらも、心の中では「一体どうやってこれを処理しようか」という脳内ドラマを繰り広げている。
ところがある日、グルメな友人がGoogleマップの口コミのスクリーンショットを送ってきた。そこにはこう書かれていた。「根気と運を持って700回電話すれば、イチゴ大福を予約できる」。私の第一反応は、「えっ!なんか凄そう」だった。そう、私は動揺したのだ。

友人は続けた。「ねえ、ここ神レベルらしいよ。予約してみてくれない? 君の家から近いし、受け取りやすいでしょ」
私:「……」
こうして友情のため、私はこの店「威立秀 Way Li Show」との奇妙な縁を結ぶことになった。
一本の電話、思いがけず天国へ
「どうせ繋がらないだろう」という冷やかし半分な気持ちで、店が告知している時間に電話をかけた。すると……プルルっと鳴った瞬間、なんと繋がったのだ。
私:「えっ?」 店:「はい?」
伝説の「700回話し中」も、叙事詩(エピック)級のリダイヤル地獄もなかった。私はこうして、超現実的なほどの平穏さの中で無事に大福を予約し、約束の時間に、まるで宅配便を受け取るかのように持ち帰ってきたのだった。
どうやら伝説はあくまで伝説だったようだ。イチゴの季節という「激戦区」さえ避ければ、神級スイーツへの道は意外とスムーズだったのだ。


口に入れた瞬間、SSRを引き当てた
言わなければならない。蓋を開けたその瞬間、私はあの700回電話した人の気持ちが突然理解できた。
その大福の外皮は、雪のように薄く、ほのかな光沢を帯び、きめ細やかな打ち粉がまぶされていた。それは死んだような白さではなく、生命力に満ちた、まるでまだ呼吸しているかのような白さだった。
今回注文したのは、半分がキウイ、半分がタロイモプリンだ。私はタロイモプリンを一つ手に取り、少し躊躇してから、噛み付いた。

「――美味すぎて光ってる!」
脳裏には即座に『食戟のソーマ』で、美食を食べた後に服が弾け飛ぶあの派手なシーンが浮かんだ。その餅皮は、柔らかく、モチモチで、滑らかで、瑞々しい。歯に全くつかず、まるで少女の肌のように繊細だ。続いてタロイモペースト。きめ細やかで香り高く、甘さは丁度いい。人工香料のような嫌な甘さは微塵もない。最奥にあるプリンは、優しいイースターエッグ(サプライズ)のように、その滑らかな食感で、タロイモの重厚感を完璧に中和している。
へぇ、店側も餡の組み合わせをよく研究してるね。タロイモが重厚な香りを提供し、プリンが滑らかな食感と卵の香りをもたらす。両者が合わさることで、確かに「1+1>2」の層(レイヤー)を生み出しているよ。
続いてキウイ味。本来、こういう酸っぱいフルーツとあずき餡の組み合わせは苦手なのだが、威立秀の処理は見事すぎた。微かに酸っぱいキウイと、繊細なこし餡。まるで予想外のカップリング(CP)のように、酸味と甘みが口の中で完璧に踊り、爽やかで後味がいい。

良いスイーツとはこういうものさ。すべての味がそれぞれの役割を持ちながら、完璧に合奏している。口の中で喧嘩(殴り合い)したりはしないんだ。
私のナンバーワン、そしてオンリーワン
食べ終えた後、私は心の中にある「大福ブラックリスト」を黙って粉々に破り捨てた。
この店は、私が今まで食べた中で一位の大福だ。二位と三位は誰かって?
いない。
私のような背教者にとって、世界には二種類の大福しか存在しない。威立秀の大福と、それ以外の大福だ。

それは実力をもって私に教えてくれた。私は大福が嫌いだったのではなく、まだ「運命の相手」に出会っていなかっただけなのだと。『SLAM DUNK(スラムダンク)』で安西先生が三井寿に言ったように、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。試すことを諦めなかったおかげで、私の信仰を変えるほどの奴に出会えたことを幸運に思う。ああ、酷い比喩だね。だって私は今、もう一個食べに行きたくて仕方ないんだから。
自分の原則を破らせるほどのものに出会えるのは、幸せなことだよ。それが食べ物であれ、趣味であれ、あるいは人であれね。
『威立秀』店舗情報
購入方法: 電話予約制
店名: 威立秀 Way Li Show
住所: 236新北市土城区裕民路32巷5号
電話: (02) 2263-3006
『威立秀』評価
『威立秀』評価-
Adu(アデュ)10/10 十分過大評価だと思うかもしれないが、これは本当に私にとって満点の大福だ。案件(PR)でもないし毒もないので、安心して服用してほしい。
メリット
- 外皮は柔らかく、モチモチで、滑らかで、瑞々しい。歯に全くつかず、一般人の持つ「大福はネバネバする」という印象を覆す。
- タロイモプリン味はペーストが綿密でプリンが滑らか。キウイ味はフルーツの酸味とあずきの甘さが完璧なバランスで、さっぱりして飽きがこない。
- 素材へのこだわり: 断面を見れば分かる通り、具がぎっしり詰まっていて、フルーツも気前よく入っている。
- 信仰を覆す美味さ: 「原則大福を食べない」人間が、喜んで3回もリピートするほどの美味しさ。
デメリット
- 予約難易度が極めて高い: コンサートのチケット争奪戦に匹敵し、忍耐と運が必要。特にイチゴの季節は。(私はまだその洗礼を受けていないが)
- 購入方法が単一: 完全予約制で、店頭での直接購入は不可。事前予約に慣れていない人には少々面倒。
- 受取場所が固定: 土城の店舗まで直接取りに行く必要があり、地元民以外には交通コストが高め。