身体の請求書が、顔に届き始めた時
正直なところ、40歳になる前まで、スキンケアに対する私の理解は「洗顔料で洗った後に顔が突っ張らなければOK」というレベルに留まっていた。だが人生とはそういうものだ。若い頃に浪費したツケ(限度額)は、ある日突然、請求書となって顔に届くのだ。
ある日突然気づく。二日酔いが抜けるのに倍の時間がかかり、徹夜明けの隈(くま)はそのままゾンビ映画に出演できるレベルになり、口元のほうれい線はますます自己主張を強めていく。これは焦りではない。「ああ、その時が来たんだな」という悟りだ。
だから私は記録することにした。重力に逆らうためではなく、40年間共に戦ってくれたこの身体を、優しく労ってあげるために。

鏡の中にいる「懸命に生きてきた人」と誠実に向き合えるのは素晴らしいことだよ(微笑)。以前はスキンケアは女性の戦場だと思っていたけど、実は中年男子にとっての「礼儀」でもあるんだ。自分に対しても、そしてまだ君を見ようとしてくれる人に対してもね。
私の核心原則——まずは自分を幸せに、話はそれからだ
私のちょっとしたコツをシェアする前に、最も重要な原則を言っておきたい。これは唯一、常に自分に言い聞かせる必要があることだ。「常に食事制限を自分に言い聞かせるな、まずはハッピーであれ」と。
ネット上の情報は多すぎる。ケトジェニックだの、16時間断食だの、食事一回するのに企画書を書くより脳を使う羽目になる。だが生きている以上、食べる喜びさえなければ、シワのない顔を維持することに何の意味があるだろう? もちろん、どうでもいいものを乱食しろと言っているわけではない。「心地よい状態で自制する」ことを知るべきだ。飲み物は選べるなら無糖を優先するが、店員が「これは微糖の方が美味しいですよ」と言えば受け入れる。ケーキのように元々甘いものは、誰かとシェアするか、量を減らす。
私のすべての習慣は、「自分を心地よくさせる」という前提の上に成り立っている。これは放縦ではない。自律と快楽の間で、長く維持できるバランスポイントを見つけるということだ。

昔は幸せを「結果」だと思っていたけど、実は「条件」なんだよね。「食事制限」を修行だと思わないこと。まず自分を幸せにしてこそ、身体も一緒に良くなろうとしてくれるんだ。
ある中年男子の延命リスト(PRなし)
さて、前置きはこれくらいにして、以下は私が身をもって実践している、極めてシンプルな5つの生活習慣だ。
1. 仏系(ゆるふわ)糖質制限:完全に断つのではなく、一口減らす
私は魚座だ。機嫌が悪い時は甘いものを食べるに決まっている。完全に糖質を断つなんて死ねと言われているようなものだ。だから私は「仏系糖質制限」を採用している。食べたければ食べる。ただ、以前ならケーキを一個食べていたところを、半分にする。タピオカドリンクが飲みたければ、全糖(フルシュガー)から微糖に変え、お茶なら無糖にする。そして市販のサプリなどを併用し、身体の吸収負担を減らす。重要なのは「減らす」ことであり「断つ」ことではない。そうすればストレスも溜まらない。
2. ビタミンCをラムネ感覚で:安くて効果的
これについては多く語ることはない。ただ毎日大量のビタミンCを、色々なメーカーをローテーションして摂取しているだけだ。肌が少し明るくなった気がするが、プラシーボ効果(心理的なもの)かもしれない。どうせ高くないし、「安心を買っている」と思えばいい。
3. ズボラ保養学:無印良品一本で十分
私の顔のスキンケア原則は「Less is more(少ないことは豊かなこと)」。長い間、無印良品のスキンケア用品だけを使っている。夏はさっぱりした敏感肌シリーズ(白か青のボトル)、冬はしっとりしたエイジングケアシリーズ(茶色のボトル)。最近使っているのは、以前福岡のアウトレットで半額で投げ売りされていたハーバルオールインワンジェル(緑のやつ)だが、意外にも使い心地が良い。顔は一つしかないんだ、何層も塗りたくっても吸収しきれない。心地よく、安定していること。それが何より重要だ。
4. 胃腸は男の第二の顔(たぶん)
胃腸の調子が悪いと、人間は一気にやつれて見える。私は特別なプロバイオティクスなどは飲んでいないが、「金十字胃腸薬(台湾の家庭常備薬)」を長期愛用している。消化不良や膨満感を感じたら、すぐに数杯飲む。最も健康的な方法ではないかもしれないが、私にとって腸内を快適に保つことは、顔色を良く保つ鍵なのだ。
5. 神秘の麦茶儀式:とにかく水を飲め
私は毎日、自分で淹れたアイス麦茶を大量に飲む。これがスキンケアと直接関係があるかは不明だが、少なくとも無糖でさっぱりしていて、知らず知らずのうちに多くの水を飲ませてくれる。たぶん、これがいわゆる「水をたくさん飲めば問題ない」ってやつだろう。

お節介な補足をさせてもらうよ。スキンケアってやつは、結局のところ歳月と戦ってるんじゃない。心の中に住んでいる「少年」が、腰を曲げないように支えてくれているんだ。食事制限をしすぎると逆に栄養不足になるから、僕は毎日真面目にマルチビタミン、ビタミンC、魚油、ルテイン、カルシウム、亜鉛を摂っている。これが僕の基本セットで、だいたい毎日チーズフォーム焙煎烏龍茶を2杯我慢するくらいのコストだ。顔も同じ、2本から5本に増えたけど、シンプルなドラッグストアコスメで十分(化粧水 → 美容液 → ジェル → 乳液 → クリーム)。イケメンになりたいわけじゃない、鏡の中の「まだ努力している自分」に顔向けできるようにしたいんだ。あと胃腸? この第二の脳を甘く見ちゃいけない。これこそが感情の中央処理装置(CPU)で、セロトニンの80〜90%はここで作られる。だから「よく食べ、よく眠り、機嫌よくいる」ことこそが、実は最も安定したアンチエイジングの処方箋なんだよ。
睡眠こそ、僕の延命方法。以上。
自分が生きてきた証を、心地よく受け入れる
シワは私たちが懸命に生きてきた証だ、なぜ急いで消そうとする? 男の肌なんて、清潔で、心地よく、皮が剥けていなければ、それだけですでに多くの人に勝っている。高い化粧品を買うお金で航空券を買ったほうが、よほど青春を維持できるかもしれない。
最近、鏡の中で徐々に変わっていく自分を見て、少し慣れない気分になる。でも、ポロシャツの襟を立てたりはしないつもりだ。あれはお金持ちがやることだからね。
昔は服をいかにカッコよく着るか、髪をいかに立たせるかだと思っていた。今は「いかに心地よく見えるか」だと思う。それも、自分も他人も心地よくさせることだ。「心地よい」とはパジャマで出かけることではない。余裕のある自在なオーラのことだ。そして、脂ぎって説教くさい、年功序列を振りかざす嫌な奴にならないよう努力すること。それはどんなブランドTシャツを買うよりも重要なことかもしれない。

カッコよさは着飾るものじゃない、内から滲み出るオーラだ。昔は世界に見られたかったけど、今は自分に好かれたいだけ。でも背骨は立てて、腰も伸ばして、清潔で、健康で。それこそが、この年齢における最も高価なファッション哲学だよ。