最近、Bestardsの『行星』をずっとループ再生しながら、ここ最近の人間関係について思考を巡らせている。というわけで、今回は僕の理性的なシステムロジックを使って、恋愛におけるバグ(盲点)をマイルドに解体(デコード)してみたい。
果てなき暗闇での盲目な旅。君のサーバー接續パケットは正しく送信されているか?
歌詞:「荷物もなく 目的もなく 一人で旅をする 果てしない暗闇の中で 勇気を使い果たすまで だけど誰も答えてくれない 息をすることさえ忘れて」
この歌詞は、一切の防備もなく、どこか迷子のような戀愛の萌芽期を描寫している。
多くの人が誰かに好意を抱き始めたばかりのとき、まるで荷物も持たず、明確な目的地すら設定していない星間旅行者のように、感情の暗闇のなかを闇雲に突き進んでしまう。
こうした狀態は文學作品の世界では「純愛」と呼ばれるが、システム運用のロジックに言わせれば、これはただの「ブラインドリクエストの亂發」だ。
もし君がある關係に対して期待を抱いているにもかかわらず、ベースとなる「目的」すらクリアにできておらず、ただ一方通行で心の中の勇気をすり減らしているだけなら、「ノーレスポンス」表格という結末を迎えるのは必然のプログラムだ。これはLANケーブルが抜けているのにページを何度もリロードしているようなもので、畫面が切り替わらないのをプロバイダのせいにはできない。誰かからの応答が欲しいなら、まずは最低限のサーバー接續パケットを用意し、自分が周波数を合わせようとしていることを相手に檢知させなければならない。

影に隱れてソロプレイで自己滿足する悪癖?アプローチが不鮮明なら、相手が朴念仁でも文句は言えない
歌詞:「道標はあっても觸れられない その絕對的な距離 光を放つ君 僕は君の見える軌道を一人で周回している 君が何周も何周も回るのを仰ぎ見ながら 近づくこともできず だけど離れたくもない 君の影の中で僕の孤独を遊ぶことに慣れてしまった」
ここからこの楽曲の最もクラシックな構造である「惑星と恒星」の関係性へと突入する。相手はいつも通りまばゆい光を放っているのに、自分は安全な周回軌道をぐるぐると回るだけで、あろうことか相手の影に隠れて自分だけの孤独なゲームを楽しむことに慣れてしまっている。
このセクションは星の数ほどいる片思い人間の胸に突き刺さるフレーズだが、同時に僕たちが最も犯しがちな恋愛における構造的エラーを赤裸々に露呈させている。
多くの場合、相手が君の目に冷徹な朴念仁のように映ったり、フェードアウトしたり、あるいは君が望む恋愛シナリオのフラグを全く回収してくれないのは、君が送信しているコマンドがあまりにも不鮮明だからだ。安全なディスタンスを保ったまま相手を眺め、脳内で毎日何万字もの恋愛シミュレーションゲームを回し、表面上は世間話をしたり手伝いをしたり食事に行ったりしている。しかし、現実の君は恋愛メインルートの会話ウィンドウに一切切り替えていない。ダイアログが開かれなければ選択肢は現れず、選択肢がなければエンディングは変わらない。
アクションが不透明なままで、相手を鈍感だと責めるのは筋違いだ。
恒星がそこで輝いているのは単なる物理的な本能であり、宇宙のどこかで名もなき小惑星が自分に恋焦がれているかをスキャンする全方位レーダーなど標準搭載していない。もし君が日陰でのソロプレイだけで満足し続けるなら、相手は一生、君を連絡先リストの中の「ただの知人」として処理し続けるだろう。

ワンシーズンが回り、また一年。実質的なアクションがなければ、ただの背景NPCに成り下がる
歌詞:「君は鉄則となり 僕は時間を放棄した 一日が過ぎ ワンシーズンが過ぎ 一年が経った 君は相変わらず光を放ち 僕はこうして静かに忘れ去られていく」
時間が一日、また一日と過ぎ去り、季節が春から真冬へと移り変わっても、相手の輝きは変わらない。それに対して自分は静かにフェードアウトを待つだけ。ここで物語の悲劇的な空気感は最高潮に達する。
然而、僕のデバッグ視点から見れば、これは完全にロジックのデッドロックだ。
恋愛のシステムアーキテクチャにおける最も残酷な鉄則は...
「アクションがなければリターンはない」ということだ。
関係性のプログレスバーは、ただ時間を浪費するだけではオートで解放されない。もし君が全くアプローチを変えずに固定の軌道をループし続けるだけなら、デートの候補者から、相手の世界において毎日すれ違うだけの背景モブNPCへとダウングレードされるだけだ。
相手は意図的に君を抹消したのではない。君が自らステルスモードを選択したのだ。君が時間を放棄したのなら、システムもまた君を放棄する。このプログラムをクラッシュさせたいなら、その場で行き詰まった無限ループを回すのをやめ、ソースコードに新たな行動コマンドを書き加えるべきだ。

遠くで歌いながら返事を期待するな。「忘れ去られる幸福」というセルフマインドコントロールはもうやめろ
歌詞:「聞こえているかい? 僕はここで歌っている 一人きり 一つの星で君の答えを待っている もしかしたら ある日時間が願いを葬り去るかもしれない… 僕はこうして静かに忘れ去られる 満足して忘れ去られる 幸福に忘れ去られる」
楽曲の終盤、主人公は遥か彼方の星間軌道から大声で歌を届けようとし、未だに相手からのアンサーを待ち続けている。そして最終的には「満足して、幸せに忘れ去られる」というフレーズで、自己完結的なバッドエンドを受け入れようとする。
美しいメロディによってこの届かぬ想いは昇華され、自分の脳内ワールドの中だけで、君は自分自身と激しい恋愛を完遂したことになる。しかし、そのゲームに肝心の相手は最初からログインしていない。
君は自分の惑星に引きこもり、その間には何光年もの宇宙の真空が横たわっている。物理学の基本だが、真空状態では音波は伝導しない。パケットロス率100パーセントに近い接続環境で歌を歌いながら、切なげに「聞こえているかい」と問いかけるのは、あまりにも相手に対して無理ゲーを強いてはいないだろうか。
そしてラストの「満足して幸せに忘れ去られる」という一節だが、率直に言わせてもらうと、それは単に「フラれる恐怖」から逃げるために開発された究極のセルフマインドコントロールにすぎない。好きな人から忘れ去られて本気で幸福を感じる人間など存在しない。この悲劇のロマンチスト風フィルターは美しいが、リアルな関係性を構築したい人間にとっては猛毒だ。それは「一途な自分」という都合の良い幻覚に溺れさせ、現実へと踏み出し、幸福を掴み取るためのマッスルメモリーを完全に麻痺させてしまう。

安全な軌道を離脱せよ。激しく衝突することこそが恋愛の正しい最適解だ
この『行星』という楽曲は、極めて繊細かつエモーショナルな筆致で、片思い人間のリアルな心境を代弁している。
しかし、正しい恋愛の構造というものは、終わりのない引力の周回軌道上に築かれるものではない。クリアで、双方向の、そして勇敢なインタラクションの中にこそ存在する。恋愛は決して個人のソロプレイゲームではないのだ。君の脳内ミニシアターをサイキックに読み解くために、相手が毎日わざわざ攻略本をめくってくれる義務などない。
したがって、今まさに自分を「惑星」に見立て、曖昧な軌道の上で退屈な時間を潰しているすべての友人たちに、ロジカルなアドバイスを送りたい。
次にハートの周波数がシンクロしたのを検知したなら、もう影の中に留まるべきか悩むのはやめろ。アプローチが不鮮明なら相手が朴念仁でも文句は言えないし、具体的なアクションを起こさなければリターンは絶対にゼロだ。悲壮感漂うひとりよがりの感動はゴミ箱に捨て、スーツについた宇宙の塵を払い、既定のルートから離脱し、思い切りクラッシュしに行こう。
たとえ最終的に大破して墜落したとしても、少なくとも君は相手の惑星の地表に、君だけの確かなクレーターを刻みつけることができるのだから。
